S&Pグローバル、「The Sustainability Yearbook 2022」を発表

2月1日、世界的な社会的責任投資(SRI)分野の調査・格付け会社である米国S&Pグローバル社は、サステナビリティに優れた企業をまとめた「The Sustainability Yearbook 2022」を発表した。

S&P グローバル社は、Corporate Sustainability Assessment(CSA、コーポレートサステナビリティ評価)により、世界の主要企業 約7,500 社の経済・環境・社会分野での取り組みを評価し、61 業種のそれぞれ上位 15%の企業をサステナビリティに優れた企業(日本企業は当社含め 83 社)として、「 The Sustainability Yearbook 2022 」に掲載している。60点以上かつ上位1%の企業には「ゴールド」、57点以上で上位5%以内の企業には「シルバー」、54点以上で上位10%以内の企業には「ブロンズ」が付与される。

「The Sustainability Yearbook 2022」 では7,500社以上が調査対象となり、716社が掲載された。そのうち75社がゴールド、89社がシルバー、106社がブロンズを獲得した。

日本企業からは、リコーや住友商事、伊藤忠商事、ANAの4社がゴールドを獲得した。シルバーは本田技研工業、資生堂、中外製薬、積水化学、積水ハウス、オムロン、野村総合研究所の7社、ブロンズは、LIXILグループ、花王、小野薬品工業、ニコン、三井物産、双日、コニカミノルタ、日本たばこ産業、NTTデータ、NECの10社が獲得した。

【参照ページ】
(原文)The Sustainability Yearbook – 2022 Rankings
(日本語訳)S&Pグローバル社、「The Sustainability Yearbook 2022」を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS改訂の概要と実務的影響:簡素化のポイントと日本企業の対応

    2025-6-20

    ESRS改訂の概要と実務的影響:簡素化のポイントと日本企業の対応

    2025年6月19日、EFRAG(欧州財務報告諮問グループ)が欧州サステナビリティ報告基準(Eur…
  2. 2025-6-18

    アキレス、ESG報告を効率化する新ソリューション「Comply360」を発表

    6月10日、サプライチェーンのリスクおよびパフォーマンス管理を手がけるアキレス(Achilles)…
  3. サステナビリティ開示の情報品質とはーSSBJ基準に示されたポイント解説

    2025-6-17

    サステナビリティ開示の情報品質とはーSSBJ基準に示されたポイント解説

    2025年3月にSSBJ(サステナビリティ基準委員会)よりサステナビリティ開示基準が公表され、27…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る
OSZAR »